
燃える柴(三連祭壇画)

この祭壇画はエクサン・プロヴァンスの大カルメル修道院聖堂のルネ王礼拝堂に飾られていたが、1803年にエクスの大聖堂に移されている。
中央パネルには燃える柴に座す聖母子、右下に聖母子を見上げるモーセ、左下に告知する天使が描かれている。周囲をアーチ状に取り巻く部分には金地無彩色で聖母の祖先、イスラエルの12人の王、上部左右の隅には告知する天使と、一角獣を膝に告知を受ける聖母が描かれている。天蓋として中央パネルの上には祝福する神がいて、天使が幾重にも取り巻いている。(上図では見えない)
左翼では守護聖人マグダラのマリア、聖アントニウス、聖モーリスに囲まれたルネ王が祈り、右翼では聖ヨハネ、聖女カタリナ、聖ニコラウスに囲まれた王妃ジャンヌ・ド・ラヴァルが祈っている。
中央パネルには燃える柴に座す聖母子、右下に聖母子を見上げるモーセ、左下に告知する天使が描かれている。周囲をアーチ状に取り巻く部分には金地無彩色で聖母の祖先、イスラエルの12人の王、上部左右の隅には告知する天使と、一角獣を膝に告知を受ける聖母が描かれている。天蓋として中央パネルの上には祝福する神がいて、天使が幾重にも取り巻いている。(上図では見えない)
左翼では守護聖人マグダラのマリア、聖アントニウス、聖モーリスに囲まれたルネ王が祈り、右翼では聖ヨハネ、聖女カタリナ、聖ニコラウスに囲まれた王妃ジャンヌ・ド・ラヴァルが祈っている。
19世紀までルネ王作とする伝承が残っていたが、1834年に調査旅行で来たプロスペル・メリメは「フランドルの画家」作と推定している。その後、1476年のニコラウス親方への「モーセの燃える柴」制作に対する支払いという記録が発見された。「ラザロの蘇生」の署名ニコラウス・フルメンティと関連づけされて、2つの作品がニコラ・フロマンの基準作とされた。
名画への旅9 北方ルネサンス1(画像)
世界美術大全集10 ゴシック2 1470年代
燃える柴(三連祭壇画)
ニコラ・フロマン
1476年 板 305×417cm
フランス エクサン・プロヴァンス大聖堂
名画への旅9 北方ルネサンス1(画像)
世界美術大全集10 ゴシック2 1470年代
ニコラ・フロマン
1476年 板 305×417cm
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